都会の中にあんなに安らぐ場所があるのだろうかと思う。
井の頭公園。
「いせや」の本店からももう一つの「いせや」からも井の頭公園に繋がる。
私は吉祥寺でも下北沢でも住める気がする。
きっとすぐに神戸が懐かしく思い帰ってくるに決まっているのだろうけど。
井の頭公園には犬くらいの大きさの鯉が居る。
それも赤や黒やいろんなのがいっぱい。
口の大きさは手のひらに近いようなものまで居た。
じっと立ち止まって見ていた。
ポンセンもポテトチップスも食べている。
甘くても塩味でもいいみたい。
長い時間見ていた。
若いお母さんは関東弁でこどもに話しかけている。
そっか~ココは関東なんだなぁ。
そいう言葉のことさえなければ ココは日本でしかない。
木漏れ日の中 ウトウトベンチに座る。
こんな時間 何年ぶりだろうと贅沢を感じる。
帰ったらしっかり働こうと決心した。
6日のライブを思い出しながら ゆっくり歩いた。
あんなに楽しそうにしているミュージシャンの方たち。
狭いこの空間に一緒に居られることに感謝した。
近くのTシャツやさんで半そでのTシャツを買った。
ライブハウスは暑かったので購入することにした。
店員さんの若い男の方と少し話した。
郵便局をさがしていたのでうかがうと丁寧に教えてくださった。
背の高い、細い、カッコいい青年は丁寧な対応をして外まで見送りに出てきてくれた。
「いせや」の筋を入ったすぐに郵便局があった。
そこでお小遣いをおろした。
もうお財布の中は1000円を切っていたから。